#097 平松愛理「MY DEAR」

b0024020_22172414.jpg懐かしき90’S、続けます。1990年の作品。
平松愛理を知ったのは「素敵なルネッサンス」(1990)。
某バラエティ番組のエンディングテーマだった。
この人の作るメロディ、なかなか好きだった。
後に結婚することになる清水信之氏のアレンジも、耳に心地よい。


平松愛理は、日常のちょっとした風景をひじょうに甘くて美しい言葉でつづり、
なおかつちょっとしたたかな感じの歌詞で
当時のOL世代から絶大な支持をうけていたアーティストだ。
けれど、自分は歌詞の世界よりもむしろ、作られている音の方に興味があった。
中学生の頃、「素敵なルネッサンス」を初めて聴いたとき
最後のサビの転調のしかたに
「ああ、こういうのもできるのね」って感動した記憶がある。
この曲、F#メジャーの曲なんだが
最後の最後で、Gメジャーに転調する。
曲を盛り上げるために、サビの繰り返しなどの最後の極めつけに
キーを半音上げる転調は、J-POPでは王道の手法だが
転調のさせ方が渋いのよ。
主和音から一旦その属7に飛ばして、転調先の属7→転調先の主和音と転調するのがオーソドックスなところ(コードネームで書くとF#→C#(7)→D(7)→Gって感じ)を
主和音のまま終わって、いきなり転調先の属7に持ってくるのだ。
しかも、イントロ等、曲の随所に出てくるキメのフレーズを使って
転調させるのが泣かせる。しかも同じF#の音を使って。
コードネーム分かるなら、「F#→D(7)→G」のフレーズを
トップにF#を持ってきて弾いてちょ。

転調前は主和音のベース音の役割だったF#が、
キメのフレーズの中でたちまち転調先の属7の第3音に役割を変えるのが
耳に心地よい。
・・・って、文章で書いたらこんなにわけわかんなくなるんですね。
わけわかんないなら、百聞は一聴にしかず、というわけで実際聴いてください。


そんな感じでいまだに聴いても色あせないサウンドは
アレンジャーである清水信之の力もかなり大きいと思う。
ラテンフレイバー漂うポップなアレンジは
まさに清水さんの真骨頂ではないかと。

「月のランプ」のメロディとアレンジもけっこう好き。
平松さん自身もアレンジを手がけたりできるので
けっこう凝ったコード進行している。
実際、この曲に限らずコーラスアレンジなんかは平松さんがやってるしね。

ところで、「部屋とYシャツと私」の歌詞には
純粋さゆえのコワさみたいなものを感じてしまい、ちょっと引いてしまうわたくし。
いや、でもあれだけ歌いきれるというのもなかなかすごいが。
けど、やはりメロディとコード進行の作り方は独特。
なんたってサビのコード進行。
キーがAメジャーで「D#m7-5→D→C#m7→F#m7」
思いつきそうで思いつかないこの進行。
そこがこの人の魅力。

すんません。
今回、コード理論わからん人にはかなりわけのわからん内容になってもうた。

ちなみに自分で曲作るとき、
この人の影響もちょっと受けてるな、って思うことがたまにあるんですけどね。
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by satton07 | 2006-05-21 22:17 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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