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#109 槇原敬之「UNDERWEAR」

#109 槇原敬之「UNDERWEAR」_b0024020_134734.jpg槇原敬之
「UNDERWEAR」

発売:1996/10/25
WEA JAPAN ¥3,000
(邦楽:ポップス)




懐かしい!
コアなファンの間では初期から中期にかけての
マッキーの最高傑作とも言われている一枚。
確かにそう思う。
身の回りのコアなマッキーファンに一番好きなアルバムはと聞けば
このアルバムを挙げる人はけっこう多かったりする。

電子系のサウンドとアコースティック系のサウンド、
ポップなサウンドからロックなサウンド、と
全体構成のバランスが最高によい。
たとえ「下着」姿でもかっこいいやつでありたい
人からみえない部分も気を配れる人でありたい、というコンセプトで
全曲が結びついている。

楽曲のクオリティの高さは言うまでもなく。
「うん」「LOVE LETTER」など、名曲と呼べる歌も多い。
ちなみに「LOVE LETTER」は、彼がアマチュアの時に
既に原型ができてたんだって。
この歌に限らず、彼の歌詞には
彼がティーンエイジャーの頃を過ごした、
ありふれた大阪の街の日常の景色を感じさせる表現や
景色そのものと思われる言葉がよく登場する。
一番有名なのは、やっぱり「No.1」の
「夕暮れ ぼくの街にはチョコレート工場のにおいがする」なのかな。
高槻にホントにあるんよね。河原にチョコレート工場が。
彼そのものだなあと感じさせる、景色の切り取り方が、とても好きだ。
仕事やプライベートで、彼の地元である高槻や茨木を訪れるたびに
ああ、ここには槇原敬之の歌の世界が息づいているなあ、と感じる。
彼と同じホームタウンの人間だからこそ感じることの出来る、魅力のひとつ。

全然話は変わって
ブゾーギとかアイリッシュパイプなど
民族楽器系の音を積極的に取り入れ始めたのも
このアルバムくらいからではなかろうか。

いわゆる彼のヒットソングがバリバリ入ったアルバムではないので
聴き始めて間もない人からしたらちょっと退屈かも知れない。
2、3枚目くらいに聴いてみるといいアルバム、かな。
感涙必至。



なーんていろいろ書いたこのアルバム。
自分にとってはちょっと思い入れの深い一枚。
はじめて借りた「どうしようもないぼくに天使が降りてきた」に
激しく共感したり
「君の自転車」を聴き、これって、オレやん!?って思ったり
「うん」を聴き、ずっとこんな風におれるんよなあ、って本気で思ってたり。
まだまだこころが蒼かったころのおはなし。
まあ、そーゆーことです。

久しぶりに聴いてみて
「PAIN」と「まだ見ぬ君へ」が浸みた。
あのころよりは
ちょびっとだけ、おとなになったみたいだ。
by satton07 | 2006-10-03 01:04 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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