#116 Wayne Marshall;Aalborg Symphony「GERSHWIN」

b0024020_0251494.jpgWayne Marshall;Aalborg Symphony「GERSHWIN」


EMI RECORDS ¥1,700
発売:2002/2/4
(Classic)


ひさしぶりにクラシックから。
巷で人気の「のだめ」でも登場するガーシュイン。
マンガじゃのだめがピアニカでラプソディ・イン・ブルーを演奏するんだが
本家本元は華麗なるピアノとオーケストラの競演。

ジョージ・ガーシュイン(1898-1937)はアメリカの作曲家。
ロシア系ユダヤ人の移民の息子として、ニューヨークに生まれる。
俗にいう「アメリカ音楽」をつくりあげた作曲家として有名で
ジャズとクラシックを融合させた独自のスタイルの音楽を確立。
でも、もともとはポピュラー音楽の作曲家であったようで
クラシックの専門的な学習を始めたのはなんと10代後半らしい。
しかも、ピアノを始めたのも14歳のころというから驚きだ。
若い頃のガーシュインは街の不良少年?だったらしく
ジョプリンの「メープルリーフラグ」に代表される
当時アメリカで全盛であったラグタイムを聞きながら育ったようだ。
ジャズやポップスを好んでいたようで
クラシックの音楽教育を早くから受けていなかったことが
逆に彼にとっては音楽への自由度を高めていたのかもしれないっすね。

そんな背景を持つからか、彼の音楽はまさにボーダレス。
クラシックというよりはポップスでありジャズ。
彼の管弦楽曲はシンフォニック・ジャズとも言われるが
生粋のジャズやポピュラーには決してない
ヨーロッパの近現代クラシック音楽の香りが漂っている。
「アメリカのクラシック音楽」とでも言うのかな。
アメリカのクラシック音楽作曲家と言えば
むかし、音楽の教科書にも載ってた
「グランドキャニオン」を作ったグロフェなんかも有名。
ちなみにグロフェは
当時ピアノとジャズバンドのための曲であったラプソディ・イン・ブルーを
フルオーケストラ版に編曲したことで有名。
現在聞かれるオーケストラ版は、グロフェ編曲のものが主流。
けど、作曲家っていう面で見たら
自分はどっちかっつうとグロフェよりもガーシュインの方が好きかも。
なんだか「すっ飛んだ」感じが、いい。


このアルバムは
件の「ラプソディ・イン・ブルー」とか「パリのアメリカ人」
ブロードウェイの名作「ポーギーとベス組曲」など、代表作と言われる楽曲から
ブラスバンドでも有名な「ストライク・アップ・ザ・バンド」などを収録。
「I Got Rhythm変奏曲」も面白い。
初めてガーシュインの音楽に触れるなら、いい選曲かも。

ちなみに「ラプソディ・イン・ブルー」のブルーは
ブルースの語源でもある「憂鬱な」「陰鬱な」という意味だそう。
ブルーな気分、というアレですね。
なんとなし、都会的なブルー感漂う音楽。
ちなみに蛇足ですけど
そういう響きを形作っている音楽的な要素として
ブルー・ノート・スケールってのがある。
ジャズやブルースで使われる音階のこと。
長音階で、第3音、第5音、第7音の半音下げた音を加えた音階。
現在のポピュラー音楽では欠かせないスケール。
ジャズっぽく聞こえるフレーズには
必ずブルー・ノートあり、といった感じでしょうかね。
ボーカルのフェイクやソロアドリブでもいっぱい出てくる音。


ところで
「のだめ」人気で世の中でのクラシック露出度がえらい高くなっている。
きっかけはどうあれ、クラシックがちょっとでも身近になってるのであれば
まあいいのかな、なんて。

「のだめ」で出てくるクラシックナンバー、
とりわけ少なくともドラマでやってるあたりのナンバーは
クラシック好きな人なら一度は聴いたことのある曲がほとんど。
あるいは、ピアノをちょっとマジメに習ったことのある人なら
かなーり楽しめるかも。
ショパンのエチュード作品10-4とか
ドビュッシーの「喜びの島」とか
モーツァルトの2台のピアノソナタとか
ベートーベンの悲愴ソナタとかバッハの平均律とか。
難曲揃い。
悲愴ソナタ、なつかしーなー。
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by satton07 | 2006-12-20 00:25 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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