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#131 槇原敬之「君は誰と幸せなあくびをしますか。」

#131 槇原敬之「君は誰と幸せなあくびをしますか。」_b0024020_113371.jpg槇原敬之「君は誰と幸せなあくびをしますか。」


発売:1991/9/25
WEAミュージック ¥3,000




せっかく「どんなときも。」をカヴァーしてみたことだし
その「どんなときも。」が入ってる
このアルバムのことを書いてみるとしよう。
わたくしのティーンエイジャー後期の思い出のアルバムにして
槇原敬之初期の佳作。
珠玉の名曲揃い。

静かに発売したデビューアルバムと
大ブレイクした3枚目に挟まれた
過渡的なアルバムだけど
彼の才気がそこかしこに溢れていてすごーくおもしろいアルバム。
約58万枚売れたヒットアルバムだが
当時はミリオンセラー連発のバブリーな時代。
「どんなときも。」が売れた割に
このアルバムの注目は当時そこまで高くなかった記憶がある。
確かに、地味な印象は拭えないところだが
名曲がそっと潜んでいる、といった印象のアルバム。

アマチュア時代の作品も多く収録されている。

サウンド面でいえば
メロディとコード進行がとっても大切にされたアルバム。
テクノ系なテイストが目立っていたファーストアルバムに比べると
どっちかっつうとそれは影を潜めて
コーラスやストリングス系の音が前に出てきたアレンジで
かなりポップなアプローチだ。


ちなみにオススメはというと
まずは何をおいても「EACH OTHER」。
名曲「ANSWER」のまさにアンサーソング。
歌詞のせつなさは群を抜いちゃってますねー。自分的には。

 あれから君によく似た人と暮らしてみた
 結局似ているだけで 君とは違った
 でももしいま君に好きだと言われても
 やっぱりうなづけない すべては変わっていく

 そう 思い出なんて 時が経つほど本当以上に
 美しく心に残るから 人は惑わされる
 
 君はまだそのことに気づかず 僕に手を振ったのだろうか
 もしもそうなら 君はきっと辛い日々を送ってるはず 
 でも僕はもう君のためにできることはなにひとつない
 もう君の僕じゃない 僕の君じゃない


なんて言われたら、もう泣くしかないでしょう。。。

「CALLIN'」も好きな歌。歌詞もサウンドもともに。
歌詞とは直接関係ないけど
ケータイとメールが普及した今となっては
もう理解されにくくなってしまった価値観だけど
彼女の家に電話するとき、誰が出るのか妙に緊張したり
電話がかかってくる夜、誰にも取られないように
電話の前でどきどきするあの気持ちは
なんだか忘れたくない価値観。
「3月の雪」もいいねえ♪
同窓会でボーリング。やったやった。
ボーリングってところがなんだか90年代前半っぽい(笑)。
「ひまわり」を聴いて、ちょっと背伸びしてみたくなったり
「Necessary」を聴いて、
これは今の自分じゃないか、などと思ってみたり
「僕は大丈夫」を聴いて、
やっぱりこれはそんな自分の結末なのか、などと思ってみたり
ま、そんな感じでいろんなことを思ったアルバムだ。

せつないラブソングがきゅっと詰まった一枚。
歌詞世界はどうしようもなくシビアだけど
ポップなサウンドでオブラートに包んでるって感じ。
歌詞に時代を感じさせるけど
そこに描かれた世界観は
きっといまもむかしも変わらないんじゃないかな、って
勝手に思ってるんですけどね。
いままさに大学生くらいの人にぜひ聴いて欲しいアルバム、かなあ。。。
恋をしてるひとや、失恋してしまったひとは
特に気に入るんじゃないかな?
by satton07 | 2007-04-28 01:17 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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