カテゴリ:ウチのCD棚( 180 )

#160 Bank Band「沿志沿逢2」

b0024020_06362.jpgBank Band「沿志沿逢2」


Produced by 櫻井和寿&小林武史




今頃、嬬恋ではapbank fesですか。
過去の演奏曲をスタジオで録り直した音源集。
「1」の選曲が渋くて好きだったので
今回はどうなるのかな、と思っていたら
かなりポップになりましたね。
随分と聴きやすくなったというか
間口が広がった感じがします。
それでも、中には原曲に匹敵するような
なかなか素晴らしいアレンジもあったりして
これはこれで、好きですね。

中でも特にお気に入りの曲を挙げますと
まずはGAKU-MCのカヴァー「昨日のNo,明日のYes」。
微妙にルーズなノリのエレピがいいグルーブ出してます。
こういうアレンジ、好きですね。
「決めるのはいまです
 最後に笑っていればそれでいいのです
 やるかやらないかたったそれだけのことです」
つう、歌詞もパンチが効いていてお気に入り。

つぎに挙げるなら、玉置浩二のカヴァー「Mr.Lonely」。
玉置浩二といえば「田園」もなかなか名曲ですが
この曲も、いいですね。
てか、それくらいしか知らないというレヴェルなんですが
ストレートな感じのバンドアレンジと
ちょっと古めかしいけど味のあるYAMAHA CPのピアノの音が
切なさ倍増ってイメージでいい感じです。
クルマでかけると、思わず熱唱したくなる一曲。

とくれば、次に続く「歌うたいのバラッド」ですね。
このアレンジはちょっとびっくりしました。
途中、ゲネラル・パウゼ(全員の音がなくなる部分)があって
そこからぐぐっとサビを熱唱する部分があるんですけど
これがこの曲のイメージとピタッとハマっていて
櫻井流のバラッドになっております。
これもまた、前曲からの流れで熱唱してしまいます(笑)。

ラストの「よく来たね」もしみじみと、優しい気持ちになりますね。
これ、DVDで実際に歌ってるところを観たのですが
まさにその時の映像と同じイメージの曲調でした。
話し言葉をうまくメロディにのせて
まさに語りかけるような、そんな歌い方がいいですね。
櫻井好きな女の子にしたら、もうメロメロなんでしょうか。知りませんけど。

その他も、ここで紹介してるCDに入ってる楽曲がいろいろ。
矢野顕子の「ひとつだけ」も入ってますよ。
けど、やはり「ひとつだけ」を聴くならば
まずは忌野清志郎と矢野顕子のデュオバージョンから聴くことをおすすめ。
その名もまさに「はじめてのやのあきこ」というアルバムに入ってますので。


ちなみにオリジナルが限定版にしか収録されていない
KANの「何の変哲もないLove Song」も入ってます。
こちらはレゲエ風のアレンジなのですが
個人的にはオリジナルバージョンのような
シンプルな弾き語りのようなスタイルが好み、かな。
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by satton07 | 2008-07-20 00:06 | ウチのCD棚

#159 Superfly「Superfly」

b0024020_0442267.jpgSuperfly「Superfly」


Produced by 嶌谷好位置 ほか




アルバムまで買おうと思ってなかったのですが
FMでアルバムの曲がやたらとオンエアされてるのを聴きながら
なんか他の曲も聴いてみたい、って思って購入。
Superflyを初めて聴いたのはFM802のヘビロで流れてた「ハローハロー」。
けど、お、なんかすごいかも、と気になったのは
iTMS限定配信されていた、イーグルスのカヴァー「Desperado」を聴いたとき。
邦楽アーティストにはない洋楽っぽさを感じたのでした。
なんだろう。歌い回し方とか、ため方とか。
実際アルバム聴いて思ったけど
これ、ものすごく洋楽好きな人がハマるんじゃないかな、と。
わたくし、洋モノはそんなに詳しくないんですけど
60年代〜70年代のオールディーズは
高校生の頃ピンポイントでよく聴いておりまして
その影響かどうかは知りませんが
いまでもその辺の音楽はかなり好き。
そんな60年代、70年代の空気がそこかしこに漂ってます。
キャロルキングやジャニスジョプリンぽいよなあ、って思ってたら
どうやらボーカルの越智志帆さんも
好きなアーティストのひとりに挙げているようです。やっぱり〜。
オルガンの使い方とか、ストーンズにこんな感じのアプローチあったよなあとか
あれ、これビートルズか?というようなギターのリフとか。
けど、あ、どっかで聴いたことある!とか思いつつ
具体的な楽曲を参照できるほど洋楽を知らないのが悔しい!


出だしの「Hi Five」からしてやられました。ファンキー!
AMラジオから飛び出して来たようなサウンド。
「1969」って曲も好きですね。
フォーキーなサウンド。しかもバンジョーを使用とは。
あまり日本人アーティストでは使わないアプローチだと思うのです。

「愛を込めて花束を」これ、かなりコンプかかってたんですね。
改めてヘッドフォンで聴いてみて思ったんですが
強めなコンプのかかり方が、締まりがあってステキです。
「Oh My Precious Time」。いいですね、この西海岸式サウンド。
自分はなぜか
ナイアガラ・トライアングルとか思い出してしまったのですが(笑)。

これでもか、というほどに
オールディーズの王道的アプローチが続いていて
この手のアレンジなら絶対あるだろうと思われる
3連系のロッカバラード。
え??やらないの???って思っていたら
最後の「I Remember」できちんとやってくれました。
やっぱしそうこなくっちゃ♪

なかなか聴き応えのあるアルバムです。
全曲とも完成度がやたら高いし。
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by satton07 | 2008-07-10 00:44 | ウチのCD棚

#158 Cornelius「FANTASMA」

b0024020_1451817.jpg
Cornelius「FANTASMA」(1997)


Produced by Keigo Oyamada




いつでしたか、ここで紹介しますと言っていた作品。
いままで聴いてきたCDのなかで
かなり上位にランクイン。
自分が追究している音楽にかなり近いです。
こういう音楽を作ってみたいなあと常日頃思っているのです。
音のオモチャ箱。
スウェディッシュポップ、メタル、ロック、クラシックにアンビエント。
ビートルズにバッハにディズニーランド。
もぅなんでもあり!なサウンド。
サウンドのおしゃれさといい
ほんとにもう参りましたすいませんって感じです。
サウンド面において
変にマニアック過ぎないところも好きです。


タイトル通り、どこかのテーマパークに来たような感覚になる
T-2「The Micro Disneycal World Tour」。
いろんなジャンルの音楽が詰め込まれた
おもちゃ箱を一気にひっくりかえしたような構成。
こういうコラージュ的な音楽、すごくツボを刺激されます。
ファンタジーな世界からT-3「New Music Machine」への
疾走感がある流れも好きです。
個人的お気に入りはT-5「Count Five Of Six」とT-17「Typewrite Lesson」。
自分としての、このアルバムの魅力を挙げるとするなら
日常の音を『音楽』としてセンス良く再構築されているという点、でしょうか。
日常生活のなかにあるリズム
タイプライターを叩く音や、普段の話し声etc。
それらを上手に音楽の一部として表現させるこのセンス。
この人一体どんだけ音楽聴いてきたんだろう、って思わせる懐の深さ。
邦楽にはきわめて珍しく。洋楽アーティストに人気の高いアルバムだそうですね。
Blurのデーモンも、これを聴いて小山田氏にリミックスを依頼したとかいう話を
どっかで聴いたことがありますが、なんだかうなずけます。
けど、1997年当時の自分だったら
きっとこのアルバムの良さの半分も理解できてなかったであろう。。。
それだけ、いまよりももっと音楽の引き出しが乏しかったということです。
いまでもまだまだ偏り激しいですけど。
けど、いろんな音楽を聴いていくたびに
このアルバムのおもしろさはより深まっていくのではないかと思ったりするわけです。
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by satton07 | 2008-06-28 01:45 | ウチのCD棚

#157 Mario Bauza「AFRO CUBAN JAZZ」

b0024020_2320359.jpgMario Bauza「AFRO CUBAN JAZZ」
(1986)

Produced by Jorge Dalto
Yemaya Records




ここ最近よく聴く音楽は、ラテンが多いです。
なんでかよくわかりませんが
昔から、なぜか好きなんですよね。ラテン。
とくに好きなのはサルサ、ボサノバ、マンボなど。
なかでも、ラテン音楽から派生した
「ラテンジャズ」ってやつは最近特に好んでよく聴きます。
どうやら自分、
スイング系よりも、シンコペーション多用系の音楽が好きなのかも。
自分の体内リズムにも馴染みやすいのかな。。。
ラテンのブラスなんかもうシビれてシビれて大変なことになってしまいます(笑)。
テンション系、おもに6thのクローズボイシングでうねる
サックスセクションとか。
サックスと言えばやっぱしバリトンですよ。バリトン。
学生時代は目立ちたい一心でバリトンよりテナー、テナーよりアルト。
けど、いろんな音楽を聴くうちに
ある時期から趣味がまったく逆になっていました。
低音の渋みというか、目立たないけどたまに見せるエロさに
魅せられてしまったという感じです。
「チラ見え」が一番ドキドキするような、そんなかんじ。

ちょうど先週、クルマの中で聴いたFMで
小曽根真さんのジャズプログラムをやっていて
そこがちょうどラテンジャズ特集。
なかでも、Afro Cuban Jazzの大特集でした。
自分の中でAfro Cuban Jazzといえば、
ちょっと違うテイストもありますけど
やはりDizzy Gillespieの「A Night In Tunisia」ですね。
学生時代、BigBandに近い編成のBrassBandでやったことがあって
かなりクセになったのを思い出します。
Afro Cuban Jazzの名曲といえば
Dizzyの「Manteca」や
Duke Ellingtonの「Caravan」もいい曲ですよね♪
けど、そもそもAfro Cuban Jazzってなんやねん、ってことで
もともとはAfro Cuban、という音楽。
Afro Cubanは、
1940年代にアメリカで生まれたJazzのひとつ、Be-Bop(ビ・バップ)と
キューバなど、中米のリズムが混ざり合ってできた音楽。
サルサやマンボの源流と言われてるそうですね。
当時、Be-Bopのトランぺッターで編曲家でもあったMario Bauzaが
義理の兄弟でもあったMachito(マチート)がMambo Bandを始めた際に
そこへJazz要素を取り入れたのが
Afro Cuban Jazzの始まりとされているようです。

複雑なリズム体系と
メロディアスでアツいピアノ。
熱気と湿気ムンムンなホーンセクション。
昔サックスをやってたので
どうしてもこういう音楽にはやられてしまいます。
自分のなかには、意外と
内面にラテン的な温度感を持っているのかもしれません(笑)。

前置きが長くなりましたがこのアルバム。
タイトル通り、まさにAfro Cuban Jazzとはこれだ!と言わんばかりの
インパクトの強い曲のオンパレード。
その筋の超名盤だけあって、非常に聴き応えのあるアルバムです。
いきなりノリの良い「Mambo Inn」でスタート。
超有名ですよね。この曲。
このアルバムのプロデュースを担当した
ホルヘ・ダルトのピアノが冴え渡ってます。
この人のピアノ、好きかも。
この曲、熱帯JAZZ楽団もカバーしてます。
吹奏楽版でもアレンジされたポップス譜があるので
知ってる人も多いかも。
小曽根真と塩谷哲のピアノデュオ版も泣けます。
(ボーナス盤に収録。そのCDについては詳しくはここ
このテンションの高さを保ってアルバムが進んでいきます。
続く「Quedate」(T-2)のボーカルも、どこか憂いを感じてステキです。
グラシエラって人らしいです。超有名らしいけど知りません(苦笑)。
マンボのリズムと
ネチッとしたブラスのシンコペーションが痛快な「El Mareito」(T-3)
この曲では、マリオ自身がアルトサックスのソロを吹いてます。
「Imitations」(T-4)のエレピのバッキングも、
音楽にバッチリ馴染んでます。
FMシンセ系のエレピ音って、実はあんまり使ったことないんです。
てか、80年代の洋楽的な使い方ならまだしも
それ以外の上手な使い方がよくわかんなかったんですよね。
そうか、この前のライブでこんな音使ってみたらよかった(涙)。

ところでマリオ・バウサは
実はクラシック音楽出身なのです。
ジャズ編曲家/ミュージシャンとして活躍する前は
キューバのハバナフィルハーモニーでクラリネットを吹いていたそうです。
クラシックの教育を受けた人が
ジャズの世界で活躍することは当時は稀で
そういう意味でも、かなり重宝されたそうです。
クラシックの教育を受けてきたジャズ/ポップス系ミュージシャンが
つくる音楽って
アツさの片隅に、どこか美しさと音楽としての確かさを感じます。
別にプロフィールとか知らないのに
知らないうちに、そういう音楽を好んで聴いていたりします。
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by satton07 | 2008-06-20 23:20 | ウチのCD棚

#156 Perfume「GAME」

b0024020_23295291.jpgPerfume「GAME」


徳間ジャパンコミュニケーションズ ¥2,800
発売:2008/4/16



うーむ。このCD紹介するのものすごくためらったのですが(笑)
どう考えても、いいんですよ。ほんまにいいんですよ。
と、職場でこんなこと豪語したら
間違いなくイタいやつだと思われるんだろうなあ。。。
とても大声で言えませんが
あえてここで叫ぼう。すばらしい!!!!!
今日アルバムを買って、聴き始めてすでに3周目。。。


はじめてきいたのは、CMで流れてた「ポリリズム」。
始めは「へえ、おもしろいテクノポップじゃん」って思ってたくらい。
CD買おうまで思ってませんでしたよ。ほんとに。
たまたま髪を切りに行って、美容師さんと話してたときに
最近Perfumeにハマってて、という話になり
やっぱしそうやんねえ、と激しく共感。
で、その美容師さんがCD買おうかどうか悩んでいる、という話になり
それはさすがに勇気いりますよね〜、なんて話を。
それから家に帰り、やっぱりちょっと気になったので
Youtubeでチェックしてなかった「マカロニ」を聴くことに。
はぁ!?なんだこれはぁ??
ここんとこあまり流行ものの音楽チェックしてなかったが
こ、こ、これは。。。
それから速攻CDショップへ。
しかも、普段顔なじみではない店へ(苦笑)。

ちょうど高校生の頃
trfの「world groove」を聴いたときも
同じような衝動に駆られたことを思い出しました。
あれも相当の衝撃でした。
流行ものには興味が行かない自分の耳を
あっさりとぶち破ったという視点で
あのときの感覚と似たものを感じます。


サウンドが半端なくクセになる。
あかん、マジでやばい。別のアルバムも聴きたくなってきた。
単純なテクノポップではないところがミソ。
クラブミュージックが底流にあるのかな、って印象を受けるけど
エレクトロ、ハウス、ヒップホップ、ユーロビート的なニオイも感じるし
ロックなサウンドも感じられるし
なんか「これだ!」というジャンルに分けにくい音楽だなあ、って思った。
それでいて音楽は、ものすごくPOP。

あえて無表情で、ボコーダーで処理されたなボーカルが
ココロをくすぐりまくります。
この乾いた感じが逆に温度感を感じさせてくれますね。
イライラすることなく、適度にチープな歌詞もグーっ☆

音楽的にもとってもすてき。
下世話な言い方ですが
いわゆる「捨て曲」がないんですよ。
どのトラックも、異常なほどに隙間なく作り込まれていて
それが自然にかっこよく鳴っているのです。
自分で作ると、どうしても
「どや、がんばってやりましたぜ」的な感覚が見え隠れしてしまい
それってあんまりもひとつだなあ、って思ってたので
これはそういう意味でも衝撃的です。

特にいいなあと感じたトラックをいくつか。

T-1「ポリリズム」
曲名通り、1曲の中で2つの異なるリズムを組み合わせた展開の「ポリリズム」。
これはキーマガの5月号でもヲノサトルが絶賛してます。
80年代テクノポップ歌謡から連綿と続く歌謡曲の王道か、と紹介されていて
その「確信犯的『やりすぎ』感に、コンセプトの90年代と
音響の2000年代をリンクさせる強烈な意志が感じられ、痛快極まりない」と
大絶賛されてます。
最後の方で聞こえてくる、微妙に槇原敬之ちっくなケルト系の民族楽器音も
非常にツボです。

T-5「チョコレイト・ディスコ」
ハウス系のリズムが痛快〜。
この曲のタムの「スッタンスカトコタン」っていうフィルイン、
めっさ好きですね〜。
この曲も、詞とのリンクも含めてかなり計算されたサウンドだなあ。
「ディスコ」という言葉の響きで遊んでるのが楽しいですね。
詞とリンクしたリズムトラックが非常にすてきです。

T-6「マカロニ」
川村結花さんが自身のブログで「セツナモード」になると述べてましたけど
聴いてみてなるほど、って思いました。
なんでしょう。この妙に懐かしい響き。
胸の奥がキューっとしぼられるような感じだ。
「マ、マ、マ、マカロニ」っつうコーラス部分と
サビのメロディに、やられてしまいました。。。

T-9「シークレットシークレット」
このイントロが泣かせる〜。
イントロのメロを奏でるシンセリードの音、せつないね〜。
ジュリアナみたく、80年代後半のディスコサウンド的フレイバーが
よりポップになった感じがしたんですけど。

T-11「Twinkle Snow Powdery Snow」
冒頭から響くウーリー系(と思うんだが)エレピが、かっこいぃ。。。
浮遊感満開のサウンド。
F/A→B♭→Cのコード展開(F/Aがミソ!)を繰り返すことで
浮遊感が増幅されていく効果になってて
これが聴く人のツボをくすぐります。

サウンドプロデュースはcapsuleの中田ヤスタカ。
capsuleって聞いたことなかったんですけど
これを機に一度聴いてみようかなと。


好きなテクノポップは?と聞かれたら
「コンピューターおばあちゃん」「はじめてのチュウ」など
これまで数々の印象深いテクノポップに衝撃を受けましたが
それに近い衝撃ですね。

マッキーのテクノ的なアプローチにハマった人なら
きっとこのアルバムはハマるんじゃないかな、と。


ついにアイドルもここまで来たか。
てか、アイドルユニットをここまでオシャレで
聴かせる音楽として活かしきったサウンドプロデュースにただただ驚きます。
ウチのiPodには
あえて「Electonica」のジャンルに含めてます。
それほどに、テクノ/エレクトロ好きの心をくすぐりますよ。これは。
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by satton07 | 2008-05-17 23:30 | ウチのCD棚

#155 坂本龍一「千のナイフ」

b0024020_136678.jpg坂本龍一「千のナイフ」
(remaster edition)


コロムビアエンタテイメント ¥1,800
発売:2005/8/9



坂本龍一のソロデビュー作。
YMOでセルフカバーした、超有名な「千のナイフ」を含む。
好きですねー。こういうの。
とか書いてますけど
昔は決して聞くことはありませんでした。
いや、むしろ積極的に避けてました。
あまりこういう音楽を志向してなかったんですよね。
そんな自分が、ここ数年で
けっこうこの人のアルバムを聴くようになっていて
気づけばかなり好きになっていたのでした。

何に惹かれたのかというと
この人の音楽の中にある、クラシック的な趣。
テクノって、よく聞くとものすごく美しい音楽なんだなあ、と。
モーツァルトやハイドンみたいな
究極の形式美を追求した人々がつくった音楽に通じるものを感じます。
それでいて型破りな音楽というか。

このアルバムはそこにフュージョンやジャズ、
果ては現代音楽的なアプローチがごった煮になったようなサウンド。
のちのYMOにつながっていく音がそこかしこに見え隠れする。

アルバム冒頭の「千のナイフ」、これかなり好きな曲です。
印象派ちっくなんだけどアジアな響きも漂う
平行移動する和音の響きがなんともいえず取り憑かれます。
大正琴をシミュレートしたメロディのシンセ音も、かなり趣味です。
ボコーダーで毛沢東の詩を読みあげるという構成にも衝撃。
渡辺香津美の燃えるようなギターがこれまたかっこいいです。
もはやなんのジャンルかわかんないんだけど
聴いたら忘れないポップさがあり、病みつきになる一曲です。

中国の国歌「東方紅」が引用された「THE END OF ASIA」も好きな曲。
中国的なコード感やメロディラインの使い方、すごく好きです。
ぜひこういう感覚を身につけたいなと。

クラシックがお里である自分にとっては
「GRASSHOPPERS」もはずせない一曲。
高橋悠治とのピアノデュオ。
不思議なリズムだなあ、っておもって聴いてたら
これ6拍子の曲なんですね。
途中で3拍子に変わるみたいだし。

聴いていて退屈しない作り込まれ方がする。
けっこう、クセになるかも。
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by satton07 | 2008-05-17 02:27 | ウチのCD棚

#154 Sly & The Family Stone「Stand!」

b0024020_036767.jpgSly & The Family Stone「Stand!」


発売:1969/5/3
Sony Japan ¥1,538(リマスター盤)



奇遇にも今日がオリジナル盤発売日じゃないですか。
全然意識してませんでしたけど。
このCDも、今日で38歳というわけですね。

こんなアルバムも聴くんです。わたくし。
そんなに詳しくないですけど
仕事に就いて以来、身の回りにR&Bやらファンク系が好きな人と
ちょこちょこ出会うようになり
「いいよー」と紹介されたりして、自分から聴くようになりました。
ベタなところですけど、ジャニス・ジョプリンも
なかなかにいいですね。あの声とかとくに。

ちなみにこれは誰に紹介されたわけでもなく
なんかの雑誌でスガシカオが絶賛していたのを読んで
聴いてみたくなり購入した次第です。
スガシカオが最も影響を受けたアーティストだと
これもどこかで語っていたのを聞いたことがありますが
なんかわかる気がします。
グロいノリのなかにもどこかポップさを感じるところとか。
オルガンやブラスの使い方とか。そこいらにスガシカオを感じます。
ん、この場合逆か。。
なんつったって、自分のライブバンド名にこの名前をもじるくらいですから
相当にお好きだということなのでしょう。

アルバムの方はというと
やっぱり1曲目の「Stand!」の印象がかなりインパクト大きいです。
個人的には3曲目の「I Want to take you higher」のノリとか好きです。
間の手で入るブラスやブルースハープとか。
まねしたいけどまねできないグルーブ感。
ポップ系な音楽を聴く自分としては
「Everyday Peaple」とかにやはり反応してしまいます。
なんとなく、Stevie Wonderとか思い出した。
そのあとの「Sex Machine」。
このまるでしゃべってるようなワウギターはなんだ!
そして、なんていやらしいノリ(笑)。
好きです。こーゆーの。

アルバム全体を通して
アナログ特有な、ちょっとチューンのずれた感じの音環境もかなり好みです。

ファンクと言えば大活躍のクラビ系の音や
テンション系のギターのリフなど
自分の作品にも取り入れてみたいけど
なかなかその辺の引き出しが少ないので
もうちっとじっくり聴いてみたいところです。

R&Bやファンクを知らない自分にとっても
聴きやすい、というか
クセになってしまうということは
やはり相当の名盤ということでしょうか。
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by satton07 | 2008-05-03 23:58 | ウチのCD棚

#153 長坂憲道「太陽とアコーディオン」

b0024020_23453556.jpg長坂憲道「太陽とアコーディオン」

発売:2002
ホライゾンミュージック ¥2,500



新旧洋邦メジャーインディーズ問わず
ノンジャンルで紹介しまくっておりますが
インディーズには、なかなか味のあるアルバムがわんさかとあります。
と、まあそんなこと、
ここを読んでおられる方にいまさら改めて語るのもアレですね。
アレってなんだ。そんなことはおいといて。

いつかここで紹介しようと思っててなかなかできなかったアルバム。
長坂さんはアコーディオン奏者。
もともとドラマーで、押尾コータローさんんとかと
バンド活動などもされていたようですが
アコーディオンに転向してからは、そっちを中心に活動されているようです。
このアルバムは、アコーディオン奏者としてのⅠstアルバム。
アコーディオンといえば
クラシカルで、タンゴとかラテン的なイメージの強い楽器ですけど
この人の奏でる音楽は、とてもポップです。
で、かなりパーカッシブでカッコいいサウンド。
さすがドラム出身だけあるなあ、って感じ。
メロディも覚えやすくて、何回も聴くうちに病み付きになる感じ。
噛めば噛むほどに味が染みてくる、スルメ系アルバム。
わたくしのめざす音楽のかたちのひとつでもあります。
個人的お気に入りは、ミュゼット系の音がステキな「ノルマンディーの橋」
ミュゼットっつうのは
おおシャンゼリゼとかジュ・トゥ・ヴなんかで聞ける
おフランスっぽい音のアコーディオンのこと。
(ミュゼット系のあのせっつなーい音、好きなんですよね)

鍵盤を叩くような弾き方がおもしろい「灼熱のリズム」もおすすめ。

曲中、アコーディオンのボタンを押す音も聞こえてきて
妙なアナログ感に独特な空気が感じられて好きです。

この人の音楽との出会いは
自分がアコーディオンを手にした2004年頃でしたか
小さな幼稚園の遊戯室でひらかれたミニコンサートで耳にしたのが最初。
(そういえば最近アコーディオン触ってない。。。汗)
てゆっか、こういうシチュエーションのコンサートって、好きですね。
音楽会、って感じがして。
そのとき聞いた、かなりパーカッシブな吹きっぷりの
ピアニカ4重奏はかなり衝撃的でした。
いつかやりたい!って思いましたね。
きっと自分が小学生だったら次の日間違いなく学校で真似てたと思う。
ピアニカでいっちょ魅せたろ、って思ってる方がいましたら
ぜひ連絡ください。セッションしましょう(笑)。

キーマガのローランドのV-Accordionの宣伝写真で
楽器を持って写っているのも、この人だったりします。

おもに関西を中心に活動されてます。
ラジオやテレビの情報番組なんかで
たまにこの人の音源が流れてます。
残念ながら大手のレコード店では手に入りません(泣)。
通販くらいでしょうか。
ちなみに「温暖湿潤アコーディオン」つうアルバムはアマゾンでも手に入ります。
ちなみに長坂さんのサイトはこちら
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by satton07 | 2008-04-21 00:24 | ウチのCD棚

#152 CARPENTERS「A SONG FOR YOU」

b0024020_2151148.jpgCARPENTERS「A SONG FOR YOU」


A&M Records  ¥1,775
発売:1972/6



言わずと知れたカーペンターズの最高傑作。
高校生の頃、友達に借りたカーペンターズ全集のなかでも
このアルバムに入っていた曲は特に引っかかった記憶があります。
ちゃんとCD買おうかな、と思い購入して改めて聴いてみましたけど
さすが最高傑作と言われるだけあって
隙のない完璧な構成。
リチャードのアレンジとキーボードが冴え渡っていると思います。
楽曲の順序もとてもよく考えられています。
タイトルチューンでもあるLeon Russellの名曲「A Song For You」でスタート。
グルーヴィーにピアノを鳴らすオリジナルバージョンとは一線を画して
とてもオシャレでいてしっとりとしたサウンド。
オープニングから聴かせる曲を選んできてもまったく違和感がないのは
やはりカレンの類稀な歌唱力なのではないでしょうかと思うわけです。
聴かせた後に、ご存知「Top of the world」で力が抜けた後
再び「Hurting each other」で聴かせてきます。
通常ならクドく感じてしまうような流れも
関係ないとばかりに引き込んでいくリチャードのサウンドメイキングは
ただただすばらしい。

個人的に好みは
Carole Kingのカヴァーでもある「IT'S GOING TO TAKE SOME TIME」(T-4)とか
クラシックとジャズを上手に混ぜ合わせたようなつくりの
リチャードのアレンジセンスが光るインスト「FLAT BAROQUE」(T-8)、
それに続く、「PIANO PICKER」なんかもおすすめですね。
なんだかブルグミュラーの練習曲みたいなピアノではじまる「ROAD ODE」も
好きな作品です。
音も、「We've only just begun」を彷彿させる構成・ドラミング・コーラス・
そしてブラスセクションとか。
フルートのソロもすてきです。
カーペンターズのサウンドにおける自分の趣味はといえば
フェンダーローズのエレピ、オーボエなどダブルリード楽器のオブリガート、
ボーカルを最大限に盛り上げるストリングスのメロディライン、そしてフルート。
この曲にはそのすべてが詰まっているんですよね。

高校生の頃はそれこそ
「I WON'T LAST A DAY WITHOUT YOU」や「GOODBYE TO LOVE」など
王道を行く楽曲が大好きでしたが(今でも好きですけどね)
こうやって聴いてみると
いわゆるベスト盤にあまり入っていない曲の方に、より惹かれます。

自分とよく似た世代の人は
カーペンターズといえば
ベスト盤でしか聴かない人が多いのかもしれませんね。。
けど、ベスト盤以外のオリジナル盤も
宝の山です、ホントに。
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by satton07 | 2008-04-04 21:51 | ウチのCD棚

#151 satton「ねいろにっき」

b0024020_2222199.jpgsatton「ねいろにっき」


Release:2008/3/30
自主制作盤  ¥1,500くらいの価値があればありがたい



レビューで自分の作品出すかよ、って
相当イタいやつみたいですけど(この際もうどうでもよい)
ここは自分のblog。
ま、勝手にやってるだけだし
だれにも迷惑かからないでしょうし、まあその辺はスルー。

せっかくの自己満足な記事ですから
制作に至った動機と
全曲解説なんてしてみましょうか。


はじめて作った自分のCDは完全自主制作。
CDはもちろん、ジャケットデザインのアートワークも。
アートワークのディレクション、トータルデザインを
バンド仲間でもあるkamo_airにお願いしました。
これがまたなかなか素晴らしい作品を作るお方で
味のある画を描いてくれます。
自分は今回
「画と音が一体となった作品を」という注文をつけたところ
自分の方向性を十二分に理解してくれ
みごとに自分のイメージをヴィジュアルで表現してくれました。
デザインに当たって
事前に提示していたデモ音源を
それこそ何十回と聴いてみたとのこと。
それでも飽きがこないね、と言ってもらえたのは
作者冥利に尽きるってもんですね。
そんな氏のサイトは
こちら
よかったら覗いてみてくださいな。
なんだかこころに引っかかる画です。
これだけ画のこと書いてて
ジャケットが一面真っ白なんですけどね。
それはやっぱり、実際に手に取って見てもらわないと(笑)。



以前から、日記を残すようなノリで
自分の作品を形にして残していったら
これはこれで後々面白いことになるんじゃないか、という思いつきで
自分のCDを作ってみたいなあという願望はあったのですが
なにしろ時間も労力もかかる作業だし
そういった意味で思い切れずにいました。
それ以前に、オリジナルの歌を書くなんて
素人臭いものしかできないし
なによりこっ恥ずかしくて
とてもできたもんじゃねえ、って思ってましたし。

いずれはオリジナル作品を作りたいなとは思ってたんですけど
まだそんなレベルじゃねえや、と思うことにして
実際のところよう踏み切れずにいたというイメージでしょうか。


そんなわたくしが
自分のアルバム作ってみるかな、と思い立ったのは去年の8月終盤。
キーマガのコンテストに応募する曲ができあがり
かなり納得度の高いアレンジ、録音が完成し
音楽的にもかなりいい具合にノッてきておりました。
なにしろコンテストで
近来まれに見る集中っぷりだったこともあり
機材の使い方もかなり習熟していたし
ちょっとした曲なら
半日もあればデモ音源くらいならば作れるようになり
音楽的実力もついてきた自信も手伝って
そろそろやってみてもいいんじゃないか、という方角へ気持ちが向かい
その勢いで作り始めたという感じですね。
そう。なにごともきっかけが必要なわけです。

そんなころにちょうど調子良く
アルバムにも収録している「ここから」のイントロが思いつき
このイメージを取っ掛かりに
そこから約3ヶ月で6曲を書き上げたという経緯です。
作り始めてからは、ほんとうにあっという間でした。
仕事以外のプライベートタイムのほぼすべてを
このアルバム制作に費やしていました。
アホちゃうか。


今回のテーマはタイトルそのもの。
音で描く絵日記帳のイメージ。
「ねいろにっき」は
作り始めた当初から浮かんでいたイメージでした。
このBLOGでも何度か書いていますが
「絵が苦手で描けないけど実は描いてみたい」という思いを
音楽に求めているフシがあり
そういう意味で、自分が音楽をつくるときは
音で絵を描くようなイメージを持っています。
そういうアプローチ方法と
音楽を綴ることは日記を書くようなものだ、という
むかしから自分の中で根底を流れるポリシーが合わさって
ならば、これからの自分と音楽の距離感をきちんと定義するためにも
こういうテーマでいってみようか、と。

きっとこの先もいろんな音楽を描くと思いますが
アプローチ方法は変われど
基本的にはこのスタイルは変えないと思います。

それでは、全6曲の解説を☆
細かい仕掛けの種明かしや
作品そのものに言及してるので
何も知らない状態で
CDを聴いてみたいというタイプの方は、読まない方がいい、かも(笑)。

ポチッとな。
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by satton07 | 2008-03-31 02:22 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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