カテゴリ:ウチのCD棚( 180 )

#140 cornelius「the first Quastion award」

b0024020_1495640.jpgcornelius「the first Quastion award」


発売:1994/2/25
ポリスター ¥3,000



コーネリアスとか好きなんじゃないの??とか言われることが多いが
きちんとアルバム聴いたのは実はこれが始めて。
こんないい音楽を見事にスキップしていた自分に
なんだかちょっと恥ずかしい気分だ。
うわ、なんだよ。コーネリアス知らねーのかよ、だっせー。みたいな。
ふぅーん、確かに。好きなんじゃないのと言われる理由がわかる気がする。

他のアルバムをきちんと聴いてないのでまだ何とも言えないが
コーネリアスのなかでもかなり異色なんじゃないのかな、このアルバム。
どっちかっつうと
自分のなかでのフリッパーズギターのイメージが大きい。
けど、これすごい良質なアルバムだねー。
今聴いても全然いける。ださくない。
いつ聴いても色あせることのない作りこまれた作品ばかりだ。
60年代〜70年代のソフトロック、つうか
そんなにおいが漂う、作りこまれたポップスだ。
ブラスアレンジが光ってるよねえ。

ああ、こういうよくできた音楽が出回っていた時代に生きていたというのに
触れる機会もそこそこあったにもかかわらず
まったくアンテナにひっかからなかった当時の自分のセンスの鈍さと
興味の薄さは、非常に悔やまれるところである。
まあ、それはそれでしかたないか、とも思うのだが。
今さらながらその頃できなかったことを
必死で取り返している感じだ。
若い頃ほどの衝撃は少ないけど、ね。
当時に比べたらアタマも随分柔らかくなったし
考えるというちからは今のほうがより勝っているのだとも思うし。

ところで「THEME FROM FIRST QUASTION AWARD」は
学生時代にブラスバンドでやったのでこれまた懐かしいんですけどね。

「THE SUN IS MY ENEMY」はシングルにもなったのでなんとなく知ってたし。
自分のシュミ的には「SILENT SNOW STREAM」の
柔らかいブラスがきらりと光るアレンジも好きですね。
あとは、「LOVE PARADE」。これ一押し。
このアレンジ、いいよなあ。
コーラスと弦のアレンジが、とくに。
こんな感じの洋楽聴いたことあるんだけど、んー、思い出せない。。。
野宮真貴が参加してるコーラスも、めちゃポップ。

わたくしのように
ポップス系打ち込みにはまってる人ならば
きっと聴いて損はしない一枚。
アレンジだけでなく、ミックスとかも含めてけっこう参考になる。

そんなマニアックな趣味のない人にとっても
じゅうぶん楽しめる一枚。
ドライブのBGMに。
いま流したら、この懐かしさが逆にオシャレかも〜。
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by satton07 | 2007-07-01 01:51 | ウチのCD棚

#139 岡村靖幸「家庭教師」

b0024020_1252494.jpg岡村靖幸「家庭教師」


発売:1990/11/16
Epic Record ¥3,000



岡村靖幸は、あんまり聴かなかった。
「カルアミルク」や「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」は
中学生のころ聞いてたラジオでたまに流れてたので
聞いたことはあったけど
声がなんとなく自分の感覚にあわなくて
どっちかっつうとむしろ避けていた。
そんな自分がなぜだかこのアルバムを聴いてみようかなと思ったのだ。
ネットをうろうろしていたときに彼の名前を見つけて
いろいろ調べてるウチに
これは案外聴く価値あるんじゃないのか?なんて思った次第。
聴いてみて、度肝をぬかれました。
人は見た目聴いた感じではありません。岡村ちゃん、ごめん。
表面的にはかなりきわどい歌詞と官能的な歌声と
その裏側にある純粋で繊細な歌詞世界とのギャップがたまらない。
そして、最も驚いたのは
このアルバムが1990年の作品だということ。
音にまったく古さを感じさせない。
使われている音は明らかにビンテージ系の懐かしい音ばっかりだけど
いま聞いてもダサくないのよね。
完全に打ちのめされた感じだ。
大事なのは、音をどう操るかだ。

「家庭教師」はなかでも特に突き抜けている。
完全に一線を越えてしまっているアプローチが
表現として成り立っているというところが。ね。
そういうアーティストってなかなか出会えない。
最近でいうと、インディーズでじわじわきてるミドリとか、かな。

針を思いっきり振り切っておいて
次の「あの娘・・・」で爽やかに歌いきるところに
不思議なバランス感と危うさがあって興味深い。

「カルアミルク」は名曲ですね。
BankBandもカヴァーしてたけど、あれはホントいい歌だ。
別れた彼女をどうしても忘れられない
弱っちい男っぷりがものすごく浸みる。
サウンドも懐かしい。
ここでも何度か話題にあがった、KORG M1のピアノの音だ。
あらためて思うけど、骨太で存在感のある音だ。

で、さんざん振り切ったあとに
どうしようもなく切ない「ペンション」でラストを飾る。


ミスチルの桜井さんは
このアルバムを聴いてそうとう打ちのめされたとか。
歌い方といい、つくる詞といい
確かに、この人の影響を多分に受けているってことがよくわかる。


できたら中高生くらいのときにもっと聴きこんでおくべきだった。
それだけのキャパと感覚が育ってなかったのが、とっても残念だ。
この歳になったら感じられない感覚で聴けたかもしれないし。
もったいないことしたなあ、って思ったりもする。
けど、今聴いても確かに恐ろしくすばらしいアルバムなのは確か。
世の中には、もんすごい度肝を抜くようなアルバムがあるもんです。
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by satton07 | 2007-06-26 01:24 | ウチのCD棚

#138 100s「ALL!!!!!!」

b0024020_23105985.jpg100s「ALL!!!!!!」


発売:2007/5/16
エイベックス・マーケティング ¥3,600


ここのところ自分のなかの音楽が枯渇気味。
いや、自分で作ることが増えると
どうしても聴くことが減っていく。
自己満足にも陥りがち。

あたらしい音楽もどんどん自分の中に注入していかねば。
そういう意味で自分が古くなっていくのは、いやだ。


というわけで、100sの新譜。
中村一義名義ではなく
100s名義のアルバムを聴くのは実はこれが初めて。
だから、おそらくこのアルバムの本当の良さは
ずっと聴いてきた人に比べたらまだまだ感じられもしないのかもしれないが。
けど、クルマで2周くらい聴いて
ヘッドフォンでも聴いてみたけど
これはいいなあ。
こんなに突き抜けて清々しい音には、そうそうめぐりあえないなと。
パワーポップ、というか
かなりポップなサウンドで
聞きやすいロックなので
きっとロックが好きな人には若干物足りないのかもしれないが
そんなことどーだっていいんです。
あたしゃそこまでロックに詳しくもないですし。
いやいや、そういう方向ではなくてですね。
そんなことどーでもよくなるほどに聴いてて気分がいい。
歌詞の世界の意味においても
バンドとしてのひとつの方向性ができたのかな、という意味でも
このアルバムは、なにかを突き抜けている。
そうそう。マッキーの「本日ハ晴天ナリ」を聴いたときと同じ感じだ。
アルバム全体を覆う暖かさ。
光も闇も毒も美しさもすべてを包んでしまうような暖かさを感じる。
そして嫌味がない。
なんなんだこれは。

1曲目の「そうさ世界は」からぐいっと引きこまれる。
「希望」の歌詞世界に惹かれる。
「なあ、未来。」の疾走感も好き。
それに続く「Q&A」の音もこれまたいいね。
「蘇州夜曲」のカバーも意外な感じでいい。
カバー曲にこの曲を選んでくるこのバンドのセンスが好きだ。

かなりクオリティの高いバンドサウンド。
ライブで見たらいったいどんな感じなんだろう。
そんなに凝ったラインではないが、色気のあるベース。
シンセの音の作り方も非常にぼく好みだ。
70年代〜80年代のアナログシンセサウンドぶりぶりな感じとか。


中村一義は天才、と言われるが
天才、っていうのかな。
才能に溢れた人であるとは思うけれど
それ以上に、この人は生きることに対して真面目なひとだと思う。
真面目、と言う言葉が適切なのかどうなのか。
少なくとも、自分の考え信じることを軸にして
努力しきるというか、そんな印象をうける。
ひとは、どんなひとでもその人の考え方と物事のとらえ方と行動ひとつで
堕ちることも舞い上がることもできる。
確かに、両側に歩んでいるひとを自分は実際に横でみてきた。
この人が放つ音楽にはそんなメッセージが詰まっている。

自分は こっち側に、いきたい、な。
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by satton07 | 2007-06-16 23:11 | ウチのCD棚

#137 矢野顕子「Home Girl Journey」

b0024020_139254.jpg矢野顕子「Home Girl Journey」


発売:2000/11/1
ERJ ¥3,000


彼女の原点とも言える、弾き語りによる
カバー作品集第2弾。
ニューヨークにある彼女のプライベートスタジオで録音されたもので
聴いてると、
まるで目の前で彼女が弾き語ってるかのように臨場感のある録音。

しかし、この人のカバーする作品ってホントにセンスいいよなあ。。。
大好きだ♪

カバーとはいえ
どの曲も矢野顕子的解釈で
ずっと前から矢野顕子のオリジナルであったかのように
聴かせてしまうあたり、さっすが。
矢野顕子を聴いたことがないのならば
まずはこの辺からどうでしょう。
比較的聴きやすい作品も多い。

ちなみにわたくしのお気に入りは

「会いたい気持ち」(大貫妙子:T-2)
「雷が鳴る前に」(槇原敬之:T-5)
「ニットキャップマン」(友部正人:T-7)
「世界はゴー・ネクスト」(サエキけんぞう:T-10)
「さようなら」(Diva(谷川賢作):T-13)
「さすらい」(奥田民生:T-15)

あたりでしょうか。。。
原曲からは思いつきもしないようなアレンジも飛び出すので
どの曲も耳が離せない!!


矢野顕子を聴きながらたまにおもうこと。
自分の好きなうたや曲を
自分なりに噛みくだいて
自分のこどもにピアノで聴かせてあげられれば、なんてことを
ガラにもなくふっと思ってみたりもするのです。
ま、いつになるのかはわからないけど。

最高の自己満足ってやつですが。
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by satton07 | 2007-06-04 01:39 | ウチのCD棚

#136 中村一義「金字塔」

b0024020_0231935.jpg
中村一義「金字塔」


発売:1997/6/18
キティMME  ¥2,300




東京にかれこれ10年来(早いね。)の友だちに会いに行き
彼の家で久々に中村一義の音源を聴き
妙に懐かしくなり渋谷のタワレコで「ERA」を買った。

大阪に帰って
なんだか他のアルバムも聴きたくなり、
発売から約10年の時を経てこのアルバムと出会うことになる。。。
ああ、まさに今が出会い時だったのかな、って思った。

彼の音楽に初めて触れたのは1997年から1998年にかけて。
ちょうど「犬と猫」あたりがよくラジオでかかり始めてたころ。
FM802の「MUSIC FREAKS」でDJをしてたので
それを聞いてたのがはじまり。
当時はスガシカオもDJしてたっけか。
スガシカオのときはそこそこ聞いてて
連発する下ネタと
マニアックなよくわからんブラックミュージックと
リスナーの投稿企画「宅録くん」が楽しみだった。
その流れで中村一義の回もたまに聞いていた。
中村さん、ラジオDJは初めてだったようで
相当ぎこちないDJっぷりで
聞いてるこっちもハラハラしてた憶えがある。
当時は繊細な歌詞よりも
宅録をベースにしたサウンドの方に興味がいっていた。
この人の大きな魅力でもある
繊細でしかも突き抜けてちから強い歌詞の方には
残念ながら当時はあまり興味がいっていなかったかな。
この歌詞の知るところをそこまで意識していなかったのかもしれない。
アルバムを買おう、というところまでは気持ちも盛り上がらなかったし。

だって、今にくらべたら
なーんにも考えてなかったよな。あのころ。
いまが楽しければそれでいいや、って感じだったし。


というわけでこのアルバム。
ホントにデビューアルバムなのか、というくらいに
完成度が高い。
というか、すでに彼なりの世界観が確立されている。
トラウマやコンプレックス、こころのなかのねじれをすべて受け止め
考えに考え抜いた彼がみた真実が
実に真っ直ぐな言葉で綴られる。
かなりポップなメロディで歌詞も聴き取りにくい部分もあるので
一見そんなふうに聞こえないけど
歌詞カードを読むと本当にゾクゾクしてくる。
いま改めてアルバムを買って歌詞をじっくり読むと
自分がいままでなんとなく考えていたことや
向かいたいなあ、と思っていたことが
さりげなく歌われている。
なにかのトラウマや
つよいコンプレックスを抱えて暮らしてきた人なら
きっとわかる世界がここにある。
そして、それを突き抜けさせるのは
他の誰でもない、自分しかいないということにも。

 「変わりたい」「何も変わんない」
 そんな論争に熱上げたくらい
 君は自分自身の魔法を信じ続けるかい?
 同情の群れは、とうに無い。

 友人も将来も道連れに、行こうよ。見えない何かが残る。
 失敗や後悔の存在も許せる。うん、そんなもんさ。
 完全はね、不完全があって、初めて意味がある。
 無力だった日は充電していただけ。
 (ねえ、知ってるかい?)太陽を隠す雲の気持ちを。
 (知ってるのかい?)僕、大好きだよ。みんな。
 本当のこと言えたんで、気分いいなぁ。
   
           (「魔法を信じ続けるかい?」)

 
 いいんだよ。こつこつ型で・・・も・・・まぁまぁ休んで。
 ちょっとはいいのだ。苦しんどくのも。
 また明るい日は来んだろうか・・・来んだな。

 いっせーのせっ!そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
 ニセもね、いてよねぇ〜。本物が引き立つのだ。
 いっせーのせっ!そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
 いっせーのせっ!の時にね、そう、将来を見通したように・・・。

 言い聞かしてるわけじゃないんだ。うん・・ただ、そう思うなぁ。
 もう、だって、いいのだ。バカな存在で。
 ただのバカじゃないんだろうな。どうだろうなぁ〜?
 こんなんだが、僕は、

              (「いっせーのっせっ!」)


「ただそう思う」ってとこに惹きつけられて
「バカな存在でいいのだ」ってところでだめおし。
あーこれくらいに突き抜けたいっ。
ぼくはまだまだどこかで、言い聞かしてる、なあ。
こういうことを自然に思えるようになったとき
ようやくちょっとはしっかりしてきたと言えるのかな。
大事なことは、初めの一歩を踏む勇気。
それすらなければ、台本は進まないわけだから。。。
という当たり前のことをふつうに言えるようになりたいね。


歌詞の魅力を再認識している今日この頃。
むかしから気になっていたサウンドの方は
ビートルズ直系のローファイなサウンド。
現在自分が作ってみたい宅録のサウンドに近いものがある。
ビートルズは高校生の頃聞いてたことがあったので
比較的馴染みやすいサウンドだなと思ったが
それでもなんでこんなにサウンドに惹かれるんだろう、って思って調べてみたら
この人の尊敬するアーティストにGoffin&Kingの名が。
なるほどー。そゆことですか。
あのポップなメロディはそこから来てるんですね。
ベートーベンにも傾倒していたとか。
ああわかるわかる。てゆっか、自分も好きだったもの。
考えに考え抜かれたわかりやすい音楽、とでもいうのかな。


なんてこといろいろ書いてたら2時間近く経ってた。。。
あ、あほです。


ま、なんしかいろんなこといっぱい考えてみよう。
そういう時期にきてるみたいだ。いま。
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by satton07 | 2007-05-18 00:23 | ウチのCD棚

#135 KAN「The Best Singles FIRST DECADE」

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KAN「The Best Singles FIRST DECADE」


発売:1997/9/3
Mercury Music Entertainment  ¥3,059




KANのシングルベスト盤。
ファンにしてみたら物足りない感もいなめなめなめなめないが
KANの世界に初めてふれる人には
なかなかいいアルバムではないで松花堂弁当。

ちなみに収録曲。
1.テレビの中に
2.だいじょうぶI'M ALL RIGHT
3.東京ライフ
4.愛は勝つ
5.プロポーズ
6.言えずの I LOVE YOU
7.死ぬまで君を離さない
8.丸いお尻が許せない
9.まゆみ
10.いつもまじめに君のこと
11.Sunshine of my heart
12.すべての悲しみにさよならするために
13.東京に来い
14.MAN
15.涙の夕焼け
16.Songwriter


どの曲もいいんだけど
言葉の表現が好きなのは「涙の夕焼け」とか「Songwriter」あたり。
「MAN」もいいねえ。ミスチルの桜井さんも絶賛する名曲。

 もう次の電話で君と別れることになると
 わかっているのにひきとめる言葉見つからず

 そう そのあと君はきっと何処かに
 涙吹いて駆けつける場所があることくらいはぼくは知ってる

 夕焼けを見てたら 悲しみはふくれだし
 涙など出るのかと思ったら それより先に沈んでた

 ・・・

 そう いつでも君を最優先に考えてたぼくには
 これ以上の優しさってなにかわからない
                    (「涙の夕焼け」)


 I'm a songwriter 何のあてもなく
 迎えるべき運命に言葉送りたいのです
 愛すべき人に
 まだ見ぬ君に
 自信も声もかれた自分に

 I'm a songwriter ピアノをたたき
 繰り返す表現のみが唯一存在の意義です
 La la la la la la...
 こんなメロディはどう
           (「Songwriter」)


 抱き合ってむきあっていつだって綺麗事言ったって
 紛れもなく人間は順番をなぜかつけたがってる
 悲しいかな今一番大切なのは自分自身

 でもいつかそんな壁にぶつかって立ち往生してる
 こんなぼくを背中から見つめてる君を見つけた時
 自分を犠牲にしても君を守り抜きたいと思う
 
 いつの日か詐りなく言い切れる
 勇気が持てたとき I'll be a man
                 (「MAN」)



けど、中でも特に好きな曲は「まゆみ」。
これは後世に語り継ぐべき名曲ではないかと。

 まゆみ 君は都会のすみで こっそりとわらってた小さな花で
 まゆみ ぼくは見てるだけど
 知らない誰かが つみとってくのもすこしこわいんだよ

 ・・・

 まゆみ 君は時々 つもる悲しみをいったいどこへ流すの
 まゆみ たまには 大きな声で さわいだり さけんだり
 ぼくにあたったりしてもいいんだよ

 決して自分のことせめたりしないで

 ・・・

 ひとはだれもみな それぞれの悲しみを抱きしめ
 いつも夢を見てるよ きっとだれかに
 ちいさな叫びがとどく日まで

 ・・・

 まゆみ 一番澄き透ってて 美しい水って 何か知ってるかい
 まゆみ 恋をして せつなくて がまんして がまんして
 こぼれた涙がきっとそうだよ

 こんなことしか言えないぼくを許して

 
どこか冷静で自信なさげだけど
優しくて、真摯で
ねじれたこころを素直にうけとめて
静かな強さを感じる言葉が好きだ。

この曲の雰囲気は昔から好きだったけど
最近まで、とくにこころにおおきく引っかかることもなかった。
けど、いろんなことを感じたり見たり考えたりするうち
こうやって改めてゆっくりと聴いてみたら
この曲のもつそういう空気を特に強く感じるようになった。
彼の価値観にあらためて共感した、というかね。


いつかミスチルあたりにカバーして欲しいな。
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by satton07 | 2007-05-16 00:51 | ウチのCD棚

#134 Vanessa Williams「The Comfort Zone」

b0024020_334223.jpgVanessa Williams「The Comfort Zone」


発売:1991/8/20
ポリドール ¥2,800





洋モノ。
高校生の頃聴いていた数少ない洋楽のひとつ。
友だちに借りて「Save the best for last」が気に入って買った。
この曲を聴くとあの頃のことを思い出して
こころの奥のほうがなんとなくきゅっとなる。

これ買ったのって確か高2の終わり頃。
「Still in Love」や「One Reason」も「Better Off Now」好きでよく聴いていた。
詞というよりも音が好きでね。
シンセピアノにクリアーなミックス。いわゆる90年代の音って感じ。


洋邦問わず実のところ高校生の頃は
一部のラジオを除いていまほど音楽を聴いてなかった。
お金もなかったし
ラジオから流れる音楽をただただ聞き流していた感じ。
あとは、友だちがたまに貸してくれたCDとか。
あとはぜーんぶクラシック。
ピアノ習ってたから、そこでやる曲とそれ関連の曲くらい。
音楽好きが意外にも、あんまり音楽を聴かなかった時代。


今思えば、バイトしてお金を稼いででも
いろんな音楽聴いてればよかったな、って思う。
こころを豊かにする時間を惜しんでいたなあって思う。
仕事に就いて、自分で使えるお金が増えてから
今、こうやって浴びるように新旧の音楽を聴くようになったのは
そのころできなかったことを取り返そうと必死になってる裏返しだったりもする。
だけど、あの頃のようにこころはやわらかくないので
そのころにしか味わえない感動や衝撃は
どうあがいてももう味わえないんだけどね。
過ごしようによっては、もっと感動できたのにな、と
ちょっと残念だなって思ったりする。
けど、もう戻ってはこない。

こうあったらいいのにな、なんて思いながら
重い腰をぜんぜん上げようともせずに過ごした時代。
大きく眼を開き、一歩踏み出せば
きっといろんな機会が転がっていたはずなのに
億劫で面倒で臆病で、理由をつけては
ただひたすら逃げだそうとばかりしていた。
そのくせいい格好したくてさー。
そんな高校から大学にかけての時代。
はっ倒してやりたいね。あのころの自分を(笑)。
基本的には平和な時代でもあったので
いいこともたくさんあったし
出会えて良かったといえる人ともたくさん出会えたから
それまで否定はしないけど
自分を認めてくれる友だちのよさに甘んじて
そこにひたすら溜まって
本当に見なければいけないものを
今思えば見ようとすらしていなかったのも事実。

ま、そんな自分に気づき始めたのは
20代も半ばになりかけてからだったけど。
若い頃のサボりは、いつかかならずそのしっぺ返しがやってくる。
たまたま運良く上手くいっていたとしても
自分で何とかしない限りは、いつまでもついて回る。追ってくる。

だから、ね。ためた宿題は、たとえ時間がかかっても
やっぱりやりきらないといけなさそうだ。
今はまだ、その山のような宿題のひとつひとつを
順番に終えることに精一杯です。



あ、ぜんぜんCD紹介にもなってないですか。
ま、いいじゃん。こーゆーのも、ね。

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by satton07 | 2007-05-14 01:23 | ウチのCD棚

#133 槇原敬之「Smiling 3」

b0024020_16921.jpg
槇原敬之「Smiling 3」


発売:1998/5/10
WEA MUSIC ¥3,059




ここのところスピッツとマッキー連打。
興味ない人にはさらに興味のない内容かもしれませんが
自分の中で盛り上がってるだけなのでゆるして。

さて、今回は変化球なアルバムを。
ワーナー時代のベスト盤から。
ここぞとばかりに4枚もベスト盤を出したので
なんだかレコード会社の販売戦略がイヤらしい感じがして
当時はかなり引いたものだ。
が、いま聴いてみるとなかなかいいアルバム。
Smilingが通常のベストとするとSmiling2は裏ベスト、
このアルバムはマッキーのマニア向けベストって感じ。
なので、ファン以外が聴くといまいちよくわからない選曲かもしれない。
アマチュア時代の音源をアレンジし直したものや
ファンの間で人気の高い「HOME WORK」「PENGUIN」など、渋い選曲。
このアルバムの醍醐味はなんといってもアレンジのすばらしさ。
過去の曲が、見事にリニューアルされている。
80年代の洋楽っぽいテイストのアレンジが耳にここちよい。

以前YMOのCDを紹介したときに書いたが
彼の作品の中でも、YMOの影響を特に色濃く受けたナンバーもたくさん入っている。
イントロの音型がまさにそんな感じの「雷が鳴る前に」(そういえば、
タイトルの「雷」もさりげなく彼らの影響でしょうかね。雷電だけに)や
間奏がYMOの「TAISO」に激似の「DARLING」、
「君に、胸キュン。」をイメージしてつくったと言われている
「くもりガラスの夏」など、マニアにはたまらない感じだ。


中古CD屋で手にはいるので、よかったら聴いてみては。
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by satton07 | 2007-05-11 01:06 | ウチのCD棚

#132 スピッツ「フェイクファー」

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スピッツ「フェイクファー」


発売:1998/3/25
ポリドール ¥3,000



懐かしい話がさっきのlogで出てきたので
当時の今頃、よく聴いてて
この季節になると聴きたくなる一枚を。

スピッツのアルバムを今年になって順番にいろいろ聴いてるけど
やっぱしこのアルバムが一番好きかな、いまのところ。

今までのようなほんわかしたイメージとは裏腹に
力強くてそれでいて透明感があって
曲も多様で、構成もいいし。
しかも自分の思い出とシンクロするので、そういう意味で
自分の中ではこれを超えるスピッツのアルバムはまだ出てない、かな。

それまでプロデュースに関わってた笹路正徳に替わり
カーネーションの棚谷祐一が共同プロデュースで関わってている。
サウンドもそれまでとはちょっと変わってる。

個人的には「冷たい頬」「謝々!」がとくにお気に入り。
学生時分、カセットテープに録音して(←もう「懐かしい」域に達しつつある)
よく聴いてたしねー♪
「ただ春を待つ」のせつない世界観もいい。

 ただ春を待つのは悲しくも楽しく 
 強がりでわがままなあなたにも届いたなら

こういう世界観、自分好み♪

「スーパーノヴァ」の疾走感も大好きだ。
春のドライブにぜひ連れて行きたい。
「ああ、春だなあ」って気分になれる一枚。


今日はなんだかいろいろ書けそう。。。
書いてるウチ、このアルバム聴いてたころのこと思い出してきたぞ。
せっかくだし、ちょっと記憶を呼び戻してみることにしませう。

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by satton07 | 2007-05-01 02:28 | ウチのCD棚

#131 槇原敬之「君は誰と幸せなあくびをしますか。」

b0024020_113371.jpg槇原敬之「君は誰と幸せなあくびをしますか。」


発売:1991/9/25
WEAミュージック ¥3,000




せっかく「どんなときも。」をカヴァーしてみたことだし
その「どんなときも。」が入ってる
このアルバムのことを書いてみるとしよう。
わたくしのティーンエイジャー後期の思い出のアルバムにして
槇原敬之初期の佳作。
珠玉の名曲揃い。

静かに発売したデビューアルバムと
大ブレイクした3枚目に挟まれた
過渡的なアルバムだけど
彼の才気がそこかしこに溢れていてすごーくおもしろいアルバム。
約58万枚売れたヒットアルバムだが
当時はミリオンセラー連発のバブリーな時代。
「どんなときも。」が売れた割に
このアルバムの注目は当時そこまで高くなかった記憶がある。
確かに、地味な印象は拭えないところだが
名曲がそっと潜んでいる、といった印象のアルバム。

アマチュア時代の作品も多く収録されている。

サウンド面でいえば
メロディとコード進行がとっても大切にされたアルバム。
テクノ系なテイストが目立っていたファーストアルバムに比べると
どっちかっつうとそれは影を潜めて
コーラスやストリングス系の音が前に出てきたアレンジで
かなりポップなアプローチだ。


ちなみにオススメはというと
まずは何をおいても「EACH OTHER」。
名曲「ANSWER」のまさにアンサーソング。
歌詞のせつなさは群を抜いちゃってますねー。自分的には。

 あれから君によく似た人と暮らしてみた
 結局似ているだけで 君とは違った
 でももしいま君に好きだと言われても
 やっぱりうなづけない すべては変わっていく

 そう 思い出なんて 時が経つほど本当以上に
 美しく心に残るから 人は惑わされる
 
 君はまだそのことに気づかず 僕に手を振ったのだろうか
 もしもそうなら 君はきっと辛い日々を送ってるはず 
 でも僕はもう君のためにできることはなにひとつない
 もう君の僕じゃない 僕の君じゃない


なんて言われたら、もう泣くしかないでしょう。。。

「CALLIN'」も好きな歌。歌詞もサウンドもともに。
歌詞とは直接関係ないけど
ケータイとメールが普及した今となっては
もう理解されにくくなってしまった価値観だけど
彼女の家に電話するとき、誰が出るのか妙に緊張したり
電話がかかってくる夜、誰にも取られないように
電話の前でどきどきするあの気持ちは
なんだか忘れたくない価値観。
「3月の雪」もいいねえ♪
同窓会でボーリング。やったやった。
ボーリングってところがなんだか90年代前半っぽい(笑)。
「ひまわり」を聴いて、ちょっと背伸びしてみたくなったり
「Necessary」を聴いて、
これは今の自分じゃないか、などと思ってみたり
「僕は大丈夫」を聴いて、
やっぱりこれはそんな自分の結末なのか、などと思ってみたり
ま、そんな感じでいろんなことを思ったアルバムだ。

せつないラブソングがきゅっと詰まった一枚。
歌詞世界はどうしようもなくシビアだけど
ポップなサウンドでオブラートに包んでるって感じ。
歌詞に時代を感じさせるけど
そこに描かれた世界観は
きっといまもむかしも変わらないんじゃないかな、って
勝手に思ってるんですけどね。
いままさに大学生くらいの人にぜひ聴いて欲しいアルバム、かなあ。。。
恋をしてるひとや、失恋してしまったひとは
特に気に入るんじゃないかな?
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by satton07 | 2007-04-28 01:17 | ウチのCD棚


どもー。


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