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自分のピアノを伝えるということ

ピアノを教える機会に恵まれた。
教える、というより、伝えるというほうが合ってるかもしれない。
今日は、その初回だった。
今年になって手伝い始めた、絵本に音楽をつけるとりくみのなかで
ピアノを担当している自分がなにかと忙しくなり、なかなか都合がとれないこともあり
それならばと、メンバーのひとりに、即興演奏のしかたを伝えて
自分がいなくても、活動ができるようにしよう、となったのがきっかけだった。

とはいえ、これは同時に以前からずっとやってみたかったことでもあったので
ひょんなかたちで実現することになったのだ。

即興演奏、といっても幅広くて
その場の空気で音をつくったり、絵本のストーリーに合った音を
その都度その場で作曲して弾くこともあるし
あたえられたコードに対してその場でメロディーをつける、ということもあるが
ひとまずは、即興演奏の土台のひとつになるであろう
コードのみで歌の伴奏をさまざまなアレンジでできるようになることを目標に
始めてみることになりました。
3コードを理解できるということだったので
それをもとに、転回形和音のつなぎ方や、リズムパターンを変えて
いろいろなコード進行を実際に弾きながら練習。
初めこそ戸惑っておられたものの、1時間もすれば随分慣れてきて
ブギのリズムで簡単なセッションができるまでになった。
基本のリズムを練習しながら
ところどころで、ブルーノートやキメのフレーズや、エンディングの持って行き方なんかを
ちらほらと伝えたら、どんどん伴奏がかっこよくなっていく。
そういうのを実感してもらえたようで、よかったなとおもう。

今日のレッスンをするために、テキストをこしらえたのだが
いままでの自分の演奏をふりかえって、
どうやって自分はコード演奏を身につけていったのかを振り返りながら、
それを書き起こしていく作業だった。
それは、なかなかにおもしろい作業で
振り返ってみると、自分自身は、理論ではなく、身体的な感覚で身に付けてきたものが
あとでそれらが理論として肉付けされていったということがよくわかった。
自分の場合、レッスンに関してはあまり理論に終始するのではなくて
まずは身体的な感覚でおぼえるなかで、少しずつその幅を広げて
それを体系化する理論をおぼえていってほしいなと思っている。
今日レッスンした仲間は、その方向が合ってもらえたようで、
次のステップが見えてくる形で終えることができた。

いまはまだ伝える側も手探りだけれど
いずれは、幼稚園や保育所の先生などの、子どもに直接かかわるひとたちに、
こんなスキルをどんどん伝えてみたいなと思っている。
子どもの好きな曲や、自分の好きな曲を、
ピアノを使って自由自在に楽しめるような先生が増えたら
子どもたちの音楽への敷居が少しは下がるのかなーと思ったりもする。

そんなことを思う今日この頃。

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by satton07 | 2014-07-28 00:03 | 音楽活動

鳴子・こけしを訪ねて

東北、宮城県の鳴子に旅してきました。
こけし好きな妻の希望により出かけた鳴子でしたが
出かけてみたら、自分がすっかり魅了されてしまいました。
鳴子は古くからの温泉地。
古き良き昭和の雰囲気がまだまだ色濃く残っていて
ツッコミどころ満載の町並み。

ちなみに、こけしはもともと子どもの玩具として考案されたもので
いまでいう、ぬいぐるみとかそんな感じだったそう。
こけしをタオルでくるんで大事そうに抱える子どもの絵なんかがあったのですが
かつては、こうやって子どもたちはこけしを愛でていたらしい。
わかりやすさが必ずしもいいものではないなーと感じることが多い中で
そうやって、想像力を働かせながら遊ぶという手段がとてもいいなと感じた。
玩具としてのこけしは、観光地のお土産としてその地位を確立していき
地方ごとにさまざまな様式のこけしがあるそうだ。
道すがら偶然見つけて
実際にこけしをつくる工人の工房を見せてもらえる機会に恵まれたんだが
その工人さんが、これまたとても潔い人だった。
84歳で、まだまだ現役。この道60年の大ベテラン。
こけしの作り方や歴史について、自分たちのようなふらりと訪ねてきた旅人にも
とても丁寧に親切に説明しながら、実演してくださった。
柳宗理さんからたいそう気に入られ
それ以来、ずっと柳さんから注文を受け、オリジナルのこけしを作り続けているそうだが
受け継ごうとしたものの、結局誰にも受け継ぐことなく、自ら作り続けているとのこと。
「わたしがいなくなったら、まあ、だれかがやるでしょう」との言。
あくまでものづくりにこだわり続ける工人の意気に、ちょっとドキッとした。
しかも、目が生き生きしてはる。
ほんまに好きなことを一本見据えてやってはる。

鳴子こけしにも、工人ごとの表現や技法のニュアンスの微妙な違いで
さらに細分化された流派があるそうだ。
地域性の違いだけでなく、もっと細かい単位での集落、
あるいは家ごとの違いの分だけの表現の形があるということだろう。
自分が敬愛している音楽学者である小泉文夫氏の著作にも
そういえば同じようなことが書いていたのを思い出した。
一様にカテゴライズできず、多様性にあふれており
なおかつその背後でおおきな影響をもたらしている地域性こそが
日本の文化なのではないかと考えている。
そういうことを、肌身で感じることができたようにおもう。
世の中が、シンプルで、簡単でわかりやすいものが重宝される流れの中で
こういう意味での多様性や、微妙なニュアンスの違いについて
もっと積極的に意識していかないといけないな、と感じたのでした。
あと、作り手の顔が見える、というのもいいなと思った。
それは実際に会ったという意味だけではなく
対話をつうじて、知る、ということの重みをもっと意識したいと思ったのでした。
日常的にwebを使えるようになり、これだけ便利になると
つい気軽なツールであるwebに頼ってしまい
それで事を済ませようとしがちで、失敗することもあるのだが
やはり、あらゆるコミュニケーションの原点は、顔を合わせて対話するということだろうか。
そこから始めるかんじ。
そこにもうちょっと拘りをもって、やっていこうかなと
そんなことを考えた、こけしの旅。

もっともっと、日本のいろんな地域のことを知りたい。

独特な東北訛りに、あったかさを感じたのも大きかったのか
今回訪ねた場所の人々は、みんないい人ばかりでした。
お店の軒先で、コーヒーを出してくれておしゃべりしたり
工人さん自らがクルマで近くの湖に案内してくれたり
いい意味での「おせっかい」が、とても心地よかったです。
京都に帰ったら、自分もそうしようとおもいました。
ずいぶんと、心がほぐれたようにおもいます。
気分をいれかえて、またあたらしい日々を。。



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by satton07 | 2014-07-24 00:37 | たび

スマホからガラケーへ

まる4年、iPhoneを使ってきましたが、このたび、スマホをやめて
ひさびさにガラケーにもどしました。
しかも、いまどき珍しい(んですかね)、PHSにしました。

いままで、なんとなく、スマホ使ってみたいし、みたいな感じで
あまり料金プランのしくみとか、ややこしくてしかたないので
みんながやってるプランを参考にして使ってきたのですが
使用年数が経過するごとに、使用頻度の割にお金がやたらかかるし
ちょうど契約更新月がくるのを機に
ここらでちょっとちゃんと見直してみようと思い立ったのでした。

で、あらためて料金プランのしくみと自分の使い方をみてみたら
これ、明らかに損してる。。。
パケット通信もそこまで使ってないし
かといって、新しい料金体系に移行したところで
自分のニーズに合わせた組み合わせは不可みたいだし
なんなんやそりゃー。

携帯電話の売り方って、先送り商法ってゆうんでしょうか。
そんな言葉があるのかどうかわかりませんが
コストを先送りにすることで、
今安くなるかのように見せかけるしくみになっているのがよくわかりました。
当初、同じキャリアでスマホからガラケーに変えようかと思ってたんですが
てゆっか、これだけこっちが調べていかないと、店員さんは教えてくれないことだらけ。
携帯って、キャリアを変えても結局は料金体系とかの大枠は一緒で
利用者はその枠でしか選べないしくみになってるし
客の足元みてる商売だよなーって、、、客でいったのに、疲れ果てました。。。

PHSへの乗り換えも検討してたので
もうええわ、ってことで思い切って解約を決意。
新しいキャリアのお店の店員さんはかなり丁寧。
もちろん、こちらが突っ込んで聞かないとわからないこともいろいろあったけど
それでも、いい部分もそうでない部分も合わせて全部説明してもらえたし
なにより、接客に誠意を感じたので、最後はここに決めることに。

PHSになって、スマホに較べたら
高速なインターネットにもつながらないし、便利なアプリは使えなくなるし
そういう意味ではかなり不便になりますが
そもそも以前はそれでもやっていけてたわけで
便利さに慣れすぎた自分をちょっと見直す意味でも
ちょうどいいやって思っています。
そもそもいまが便利すぎるし、情報があふれすぎているんですよ。
家に帰りゃネットにつながる環境だし
そのうえ外でもネットにつながらないと不便だと感じるようになっている自分。
なにより
電車のなかでも街行く道でも
スマホにかぶりつきになってるひとをみるにつけ、なんかちょっと、なー。


あたらしいキャリアは、3年縛りや、機械代の分割みたいな先送り制度こそあれど
違約金のしくみとか、3年後以降の負担感はかなり軽減。
なにより、2年縛りでそれ以降は料金が上がるしくみ、とか
複雑すぎるプランのこととか
いらんことを考えなくてよくなるので
そういう意味でちょっと気が楽。
毎月の負担もかなりラクになるし。
積極的なダウングレード。慣れるまでちょっと時間かかりそうですけど
それはそれでどんな生活になるのか、ちょっとたのしみ。

残ったiPhoneは、今後iPodと電子手帳として活用予定。
Macユーザーにとっては、けっこう便利なアイテムなので。。。
(と、Appleの戦略にまんまとハマってるわけですが)


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by satton07 | 2014-07-06 23:08 | Diary


どもー。


by satton07

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