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#152 CARPENTERS「A SONG FOR YOU」

#152 CARPENTERS「A SONG FOR YOU」_b0024020_2151148.jpgCARPENTERS「A SONG FOR YOU」


A&M Records  ¥1,775
発売:1972/6



言わずと知れたカーペンターズの最高傑作。
高校生の頃、友達に借りたカーペンターズ全集のなかでも
このアルバムに入っていた曲は特に引っかかった記憶があります。
ちゃんとCD買おうかな、と思い購入して改めて聴いてみましたけど
さすが最高傑作と言われるだけあって
隙のない完璧な構成。
リチャードのアレンジとキーボードが冴え渡っていると思います。
楽曲の順序もとてもよく考えられています。
タイトルチューンでもあるLeon Russellの名曲「A Song For You」でスタート。
グルーヴィーにピアノを鳴らすオリジナルバージョンとは一線を画して
とてもオシャレでいてしっとりとしたサウンド。
オープニングから聴かせる曲を選んできてもまったく違和感がないのは
やはりカレンの類稀な歌唱力なのではないでしょうかと思うわけです。
聴かせた後に、ご存知「Top of the world」で力が抜けた後
再び「Hurting each other」で聴かせてきます。
通常ならクドく感じてしまうような流れも
関係ないとばかりに引き込んでいくリチャードのサウンドメイキングは
ただただすばらしい。

個人的に好みは
Carole Kingのカヴァーでもある「IT'S GOING TO TAKE SOME TIME」(T-4)とか
クラシックとジャズを上手に混ぜ合わせたようなつくりの
リチャードのアレンジセンスが光るインスト「FLAT BAROQUE」(T-8)、
それに続く、「PIANO PICKER」なんかもおすすめですね。
なんだかブルグミュラーの練習曲みたいなピアノではじまる「ROAD ODE」も
好きな作品です。
音も、「We've only just begun」を彷彿させる構成・ドラミング・コーラス・
そしてブラスセクションとか。
フルートのソロもすてきです。
カーペンターズのサウンドにおける自分の趣味はといえば
フェンダーローズのエレピ、オーボエなどダブルリード楽器のオブリガート、
ボーカルを最大限に盛り上げるストリングスのメロディライン、そしてフルート。
この曲にはそのすべてが詰まっているんですよね。

高校生の頃はそれこそ
「I WON'T LAST A DAY WITHOUT YOU」や「GOODBYE TO LOVE」など
王道を行く楽曲が大好きでしたが(今でも好きですけどね)
こうやって聴いてみると
いわゆるベスト盤にあまり入っていない曲の方に、より惹かれます。

自分とよく似た世代の人は
カーペンターズといえば
ベスト盤でしか聴かない人が多いのかもしれませんね。。
けど、ベスト盤以外のオリジナル盤も
宝の山です、ホントに。
by satton07 | 2008-04-04 21:51 | ウチのCD棚


どもー。


by satton07

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